Military

再び民間転用の話

なんでもC-2の民間転用は与太らしい、高翼の軍用貨物機は民間機よりも遅く、重くて燃費も悪いからだそうだ。 更に民間の航空貨物はコンテナやパレットで規格化されており、トラックにそのまま荷物を積んで空輸するなんて非効率的、こんな与太記事を信じちゃ…

異端と王道と

エンジンの数と形式の話 C-2とP-1のエンジン数が違う、というのは要求の違いから来るものであるが、P-1のそれが生存性を高めるためであるのは容易に理解できる。 しかし生存性が要求されるのは戦術輸送機も同じであろうと考えるが、C-2は双発である。 同規模…

腹の中味は真っ黒?

P-1の搭載機材 輸送機のC-2と違って哨戒機であるP-1は中味ギッシリ、となれば中味がどんなもんか気になるのがマニアの性というもの。 しかしそう簡単に判るなら苦労はしない、ましてや機密と隣り合わせの戦闘関係機材ともなれば具体的な性能はまず公開される…

数字遊びネタ

C-2は双発で良いのか P-1が洋上低空飛行での生存性確保を目的として4発機になったのは周知のとおり(かどうかは怪しいが)であるが、ならばC-2は双発で良いのかという話が出てくる。 海外のフォーラムでA400Mと同クラスと知った人間が真っ先に疑問に思うのが…

P-1とF7-10ネタをダラダラと

F7-10スペック まず、このあいだの技本研究発表会で出た数字をつらつらと書き連ねてみる。 全長:2.7m ファンケース径:1.4m 重量:1,240kg 推力:60kN/6,100kg/13,500lbs 燃費:0.34kg/hr/daN バイパス比:8.2 その他ICAO基準達成度(排出規制値100として)…

技本研究発表会を見てきた感想

展示セッション 例のガンダム(誤)が展示されてたり模型とか小さめの実物とか色々。 XP-1の初飛行を別アングル&チェイサー機から撮った映像も申し訳程度にノーパソで再生してた。<公開しようよ あと目新しいのは無人機研究システムのスケールモデルとかXF5-…

F7-10を4基積んだC-XX脳内検討

前回なんとなしに書いてみたF7-10を4基積んだ輸送機ネタ。 何のことはなくて他の輸送機のエンジン推力眺めてたら思いついたってだけの話。<KP-1もそうだろ まぁ6t級のターボファン積んだ軍用輸送機なんてC-1とYC-15とAn-72/74だけだが。 とりあえず拘束条件…

KP-1脳内検討

発端 KC-767届かない、むっちゃ高い、なんかデカイ。 もう何かいやだから国産機使ってブーム方式の給油機でっち上げたらう。 でもC-Xじゃブーム方式の給油機はムリポ。*1 ということでP-1使って空中給油機作ってみよう。 目標 とりあえず同クラスのエンジン4…

(n゚∀゚)n<おめでとうございます http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/28/d20070928000113.html http://www.mod.go.jp/trdi/topics/topics.html#1 http://jan.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_e088.htmlそして名称予測ハズレorz

C-X/P-X各誌報道纏め

航空ファン 両機脚部周りのアップ写真有り、他にはP-Xの胴体後下部ブレードアンテナやC-Xのエアディフレクター、主翼端のディティールなど。 ソノブイランチャーについては火薬打ち出し式ではなく圧縮空気による投射との記述有り。 C-Xの水平安定板はC-1同様…

C-X/P-X小ネタ

規格外貨物向け商用高速貨物輸送機事業化へ http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070703AT1D0204V02072007.html http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=FN&action=m&board=1007012&tid=c0nbajbde9a96h&sid=1007012&mid=23805 http://www.kobe-np.co.jp/koben…

C-X/P-Xモデリングメモ

モデリング両機共通 ・使用ソフトはMetasequoiaV2.4未課金版 ・主要構造はミラーリングで省力化 ・左右非対称のロゴ類はポリゴンを左右別々に重ねて対処 ・脚やドア類などは開状態と閉状態二つのポジションにオブジェクトを分けて対処 ・動翼類は固定状態の…

C-X/P-Xバリエーション目録※07/02/18追加07/02/19更に追加

次期輸送機技本塗装 http://www.heinkel.jp/images/pic_3_10.jpg ある意味基本なのでマーキングも最低限。 OFPかYSFLIGHTにでも使おうかと動翼類は頑張って別パーツ化。 なのに前脚柱以外の全部品がミラー処理で誤魔化してあったりと、本当にやる気あったの…

ここ数ヶ月の軍事関連覚え書き

5000t型汎用護衛艦 世艦の編集部がSPY-1F搭載のミニイージス艦になるとか言い出したり、予算概要請求のイメージ図でやっぱFCS-3だのいやSPY-1だって分離配置出来るだの言われていた5000t型汎用護衛艦、通称19DDの搭載レーダーシステム。 各所で散々言われま…

電波と自称しながら電波と自覚していない電波

前回の日記でトラバ承認を拒否られたと書いたら一転、トラバ承認どころか日記に人の名前まで出してきたカナダde日本語の本日のエントリ。 とりあえず電波と自覚したのかと思えばさに非ず、続く内容はあいも変わらずである。 まあ、これは論文などの正式なも…

徐々に電波の純度が上がりつつある電波ブログ

連日の更新で徐々に電波の度合いを純化させつつあるカナダde日本語の本日の更新はこれ 一方、日本でも防衛費、特にミサイル防衛費が過去最高を記録したそうだ。 嘘吐き♪ http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20061219AT3S1801N18122006.html この通り決着す…

大物電波かと思ったらクオリティが低かった電波ブログ

前回の突っ込みでただの秀才電波と扱き下ろしたカナダde日本語な訳だが、新エントリーである。 防衛ミサイルが殺人ミサイルに豹変するときうん、のっけから何か言いたいこともあるけど我慢して読み進めていこう。 1.SM-3がICBMに命中する確率はたったの5…

久々の大物電波ブログへの突っ込み@軍事

とりあえず突っ込み対象はここではレッツ引用 この金額に備品や技術者のサービスが含まれているなんて細かいことよりも、この殺人ミサイル(ミサイルに人が乗っているわけではなくて、これが当たったら人が死ぬわけだから)に備品やサービス料も含めてこれだ…

海自次期哨戒機についての覚え書き

海自次期哨戒機、通称P-Xは平成13年度より設計を開始、平成18年度現在は試作機の製作が主契約の川崎重工にて行われている。 P-Xの特記すべき点は第一に、C-1の後継として計画された空自次期輸送機、通称C-Xと設計や一部構造を共有し同時並行で開発が進められ…

FX選定についての覚え書き

現時点ではF-4EJ改後継機についての決定的な情報は防衛庁からは何も出されていない。 従って、以下に書かれる事は現時点での外野からの視点による分析でしかなく、決定的な要素は何一つ無いという事を予め断っておく。 FXに求められるべきものは基本的に、FI…

空母保有論についての是非・補足

F-Xスレや東亜の輸送艦スレにてCVN*1を導入せよなどという意見が急に見られるようになったので追加説明。 前項ネタが無い日のネタ其の伍 - CHFの日記-と言う名の駄文倉庫において説明不足な箇所が主に二点。 第一点はCVNの価格に関しては、護衛艦艇の予算ま…

「こんごう」型対空誘導弾搭載護衛艦

「はたかぜ」型DDG*1に次ぐ第4世代DDGとして昭和63年より建造開始、平成5年から10年までにDDG173「こんごう」以下DDG174「きりしま」DDG175「みょうこう」DDG176「ちょうかい」が就役している。船体デザインは、それまでの護衛艦からはかけ離れた現代艦らし…

空母保有論の是非

我が国は四方を海に囲まれ、重要な物資資源を海外からの輸入に頼る海洋国家である。 故に海運航路の安定化は重要で、特に東南アジアは中東からの原油の輸送路として非常に重要視されている。 マラッカ海峡や台湾近海などはまさに日本の大動脈とも言え、この…

日本における核武装論と国民皆兵制無いし徴兵制の是非

本日はまず現代における徴兵制について。 結論から言ってしまえば、今日の戦場において徴兵制を採用するメリットは、少なくとも先進国では全く無い。 高度な専門化が進んだ現代の戦場において、数ヶ月の訓練と3年程度の兵役者など無用でしかないのだ。 徴兵…

日本における核武装論と国民皆兵制無いし徴兵制の是非

まず我が国の核武装論について。 戦後から現在に至るまで日本は周知の通り、核兵器や核兵器に付属する技術開発を一切行っていない。 これは米国との安全保障の枠組みの中で、いわゆる核の傘の庇護下に置かれてきた事が最大の要因である。 では我が国で核武装…

ストライカー構想とRMA

冷戦終結以来、世界各地では湾岸戦争に代表されるような地域紛争が多数発生している。 一方で大国同士の全面戦争が勃発する可能性は、冷戦構造の解消に伴って低下しつつある。 ここに来て、米軍は新たな戦略を選択する事となった。 「世界の警察官」として地…

ソブレメンヌイ級

計画時呼称「Type956」 1985年にソ連海軍の艦隊打撃力の要として、ズダノフ建造所にてネームシップの「ソブレメンヌイ」が竣工。 以後18隻が現在までに完成しているが、ロシア海軍の現役艦は4隻で、残りはスクラップにされたか外国に売却されたと思われる。 …

戦車不要論の是非

まず戦車扶養論とは 399 名無し三等兵 sage 04/10/14 10:18:31 ID:??? 日本には根強い戦車扶養論というのがあるようですが、他の国では戦車は働いて、稼いでくれるのですか? 400 名無し三等兵 sage 04/10/14 12:34:38 ID:??? >>399 貧しいロシアを助けるた…

T-72

1960年代初頭に、当時開発が難航していた「T-64」の保険としてウラル運輸車両工場設計局「UZTM」に対し開発の指示が出された。 最初の試作車両「オブイェークト167」は1963年までに2両製作がされたが、このシリーズは結局習作に終わる。 一方、制式化された…

「たかなみ」型汎用護衛艦

「むらさめ」型汎用護衛艦の拡大強化版として、平成10年度計画より建造開始。 DD110「たかなみ」は平成15年3月12日に竣工、以下DD111「おおなみ」DD112「まきなみ」が現在までに竣工している。 DD113「さざなみ」DD114「すずなみ」はそれぞれ、平成17年と18…