賄賂と対外工作と

椰子教祖のところに賄賂が贈られてきたそうな、そして途方も無く情けない原因で全て露呈したとな。

http://d.hatena.ne.jp/plummet/20071208

正直な話、俺は激高している。

オイラも怒りというか非常に胸糞悪い気分にさせられたが、さて何でだろうか。
理由は簡単、自分の古傷に触れられた気がしたから。


古傷と言っても別に賄賂染みたことをしたという話ではなく、もっと根本的な段階の話。
散々信用を失墜させるような騒動を引きこしておいて、それを省みずに更に信用問題直結の馬鹿げた工作に手を出すという無神経っぷりに苛立ちを覚えるのだ。
それと言うのもROのユーザーイベントで自分の所属集団含め散々信用問題というものに直面してきたから。

http://d.hatena.ne.jp/heinkel/20061216#p1
http://d.hatena.ne.jp/heinkel/20051004#p1
http://d.hatena.ne.jp/heinkel/20050727#p1


というかユーザーイベントの問題ってのは突き詰めると信用問題に行き着くと言っても良い。
ユーザーイベントは結局のところ一般ユーザーからの信用を得続けることによってのみ、存続が許されてきたとオイラは思っている。
そしてこれは別にユーザーイベントに限らったことでは無いだろう、多かれ少なかれどんな集団個人でも信用無しに事を成立させるのは困難である。
にも関わらず信用を得ようとする努力に欠ける事例は後を絶たない、それも支持信用無しには立ち行かないある種の社会運動に多いというのが救いようの無い話だ。
何でだろう?


と言うまでも無く理由は大方判ってる。
彼らは何かに付けて自分たちの不手際や問題行動を正当化して省みようとせず、失墜した名誉を挽回する努力さえもしないのだ。
そもそも実績も成果も無い集団には名誉挽回の機会など初めから与えられていないようなもの、故に信用を失うような真似はそういった集団にとっては御法度というか論外というか、そのような選択肢自体が存在しない筈。
にも拘らず彼らがそうした行動に走るのは、自分たちの対抗勢力や他の集団も同じ事をしている、或いはもっと悪いことをしているんだという見当違いな甘えであろうと考えられる。
ここで挙げる対抗勢力や他の集団というのは既に実績や成果を挙げている集団であり、名誉挽回の機会が与えられている、或いは既に機会を行使して過去の不手際によって失した名誉の挽回を果たしている集団である。
要するに信用失墜の泥沼に陥ってる集団というのは、他の集団が信用回復の為に実績や成果を重ねる努力をしていることを無視し、自分たちがそういった集団と同じポカをやらかしてもお目溢しして貰えるだろうなどと期待をしているのだ。
卑劣というか怠慢というか、それだけではまだ表現し足りないほどの苛立ちと不快感を覚えるのは、その昔に失った信用を取り戻す為に必死の努力をしていたうちの座長を見ていたからであろうか。
あの時の座長は信用回復の為の成果を得る為の努力と共に、更なる信用失墜を防ぐ為に一切の言い訳を許さず、その為に劇団員が荒しに反論した発言すらも抹消したのだ。
例え理不尽だと思ったとしても、確固たる目的があるならそれはただ乗り越えるだけの障害でしかないし、実際オイラや劇団はそうやって耐えて乗り越えて来れた。


軍事あるいは国家戦略などといった観点からすれば、贈与等の工作活動に限らずプロパガンダも2枚舌もペテンも抱き込みも状況に応じて使い分けるべきであろう、国家と国家が生存を賭けて限られた資源を収奪し合う国際社会において綺麗も汚いも無いのだから。
だが自分の信念や理想を求める行動の俎上でその様な事をした時、果たしてそうして得たものに満足出来るであろうか?
信念に基づき理想を求めるのであれば王道を進むべきである、例え些細な趣味であってもそれによって得られるものは大きい筈だ。
勿論、それが何処まで行っても自己満足に過ぎず、他人を無理やり巻き込むべきでないのは言うまでもないが。