楽天広場"沙羅双樹"管理人興禅氏へ


国土が戦場と化すのは、普通の感覚の持ち主であれば誰だろうが望まないであろう。
だが、"戦争"という一事象に反対して一体何の意味があると言うのだろうか。
我が国が侵略された時に、何の抵抗もしなければ確かに"戦争"は起きないだろう。
しかしその後に何が待ってるか、チベットや東独の例を上げるまでも無く想像が付く筈だ。
侵略する事への反対は簡単だ、しかし侵略"される"事にどうやって抗うのか、戦争反対という言葉を振り翳す方々にお伺いしたいものである。
興禅氏が"軍事オタク"と罵る某S氏WinStrategy氏JSF氏、現職自衛官Cpt.hige氏は平和を望む"平和主義者"であり、間違っても戦争を望む"好戦主義者"ではない。
そして、侵略"される"事に如何にして抗うかの答えも持っており、その考えは彼らの日記や諸所のコメントから十分に窺い知る事が出来る。
私は往々にして"平和"とか"戦争反対"という言葉が嫌いであり、肯定的な使い方をする事は余り無い。
これは、そういった言葉を常日頃から唱えてる方々の上記の"侵略される事"に対する考えが浅薄であったり醜悪であったりするからであるが、それだけではない。
よくWW2を引き起こしたのはナチスドイツだと言われているが、ヒトラーに領土的野心を抱かせた原因の一つは当時の英仏の反戦主義者に推された英首相がチェコを切売りするが如くドイツに併合させてしまった事だ。
そしてラインラント進駐に対しても何の行動も起こさなかったが為に、ドイツはソ連共々ポーランドに進軍して行ったのである。
ただ盲目的に戦争を嫌うだけで戦争への備えを怠り、緊縮予算とWW1での戦訓を読み違えた事による戦略ミスで、フランスはまさに"電撃的"に攻め落とされている。
マジノ砦を避けるための唯一の迂回ルートであったベルギーは、永世中立宣言に胡坐をかいて碌な軍備もしていなかったが為に、あっさりとドイツに踏み潰されてしまった。
平和は誰しもが望む事であろうが、それは決して軍備を捨て去る事を肯定する理由にはならない。
極端な軍拡によって極東軍事バランスを崩し平和から遠ざかるとは頓に聞くが、一方で極端な軍縮によっても軍事バランスが崩れ戦争を誘発するという声は中々聞こえて来ない。
周辺諸国が軍事予算を増大させる中で我が国の防衛予算を"更に減らせ"と叫ぶ方々は、果たして本当に平和を望んでいるのであろうか?


さて、相手に対して公然と"キモイ"などと侮辱的な表現をし、あまつさえ"躾の悪い子供""軍事オタク"などとレッテルを貼る興禅氏は何ゆえに
>社会で責任のある立場の大人達は、しっかりとした躾をしていかねばならないのだと思うのです。
などと言えるのだろうか?
少なくとも非楽天ユーザーの書き込みを禁止したり、トラバや幾つかのコメントを削除している者の言う事ではなかろう。

>「だいさくせんだじょう。ぼくのせんしゃはすごいじょう。ばうんばうん」
WinStrategy氏の日記を見た上での感想だそうだが、実に浅薄なものである。

戦争反対の声を踏み躙る、それは何処で行われた行為であろうか?
躾の悪いこども、それは誰の事であろうか?
私は少なくとも、他人に対して浅薄なレッテル張りや侮辱的表現を使ったり、他者からの意見を初めから受け入れようとしない者が"平和主義者"などとは思いたくない。