続・ライバル達の動静ほか

バーボンハウスEPI支店

やぁ(゚∀゚)
ようこそ、Europrop Internationalへ。
このスコッチはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また遅延」なんだ。済まない。
ジーザスの顔も三度って言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも。このニュースを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした欧州情勢の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このエンジンを作ったんだ。

じゃあ、地上試験を続けようか。

http://www.flightglobal.com/articles/2008/07/28/226142/software-engine-failures-threaten-a400m-schedule.html

という訳で更に遅延するA400Mであったとさ。
今回遅延の原因となったTP400-D6のFTB機であるが、今年の初め頃には3月中初飛行と言われていた。
それがズルズルと伸びに伸びて、A400M本体がロールアウトして1ヶ月以上経った今も、EPIから初飛行したというニュースは出されていない。
そもそもTP400の開発スケジュール自体が、A400Mと同じく無茶苦茶だったりするので今回の事態も当然と思わないでもないが。
開発母体であるEPIの設立が2002年で、TP400-D6の開発はこの時点から開始されたと考えて良いだろう。
ではA400Mと同じく機体とエンジンの双方が新規開発だったP-1のF7-10はどうであったか。
まず要素技術取得を目的としていた「高バイパス比エンジン技術の研究」が、1998年から2002年まで実施された。
この研究で地上試験用に試作されたのがXF7-1で、この研究成果を元にXF7-10の開発が2001年から開始され現在に至る。
これだけでも随分と両エンジンの開発日程に差があることが判るであろうが、更に差が明確化するのがエンジン運転試験の日程だ。
TP400-D6の運転試験が開始されたのは2005年であるが、XF7-10の運転試験はそれより前の2002年からである。
今回問題となっているFTB試験にしても、XF7-10のFTB機は2004年には飛んで2006年初頭までに試験を終えている。
まぁなんというか、FTB飛んだ後で何も無ければ良いね、などと無責任なことを言ってみる。
FTB試験はPFRT試験の一部でしかなく、PFRTが完了しない限りA400Mの初飛行も出来ないのだ。
ちなみにXF7-10のPFRTが完了したのは2007年8月ごろ、XP-1初飛行のギリギリ前なのであった。

どういうことだ

先月にMADが外されたと報じられたP-8Aがやっとこさ工場から出来た訳であるのだが・・・
http://flickr.com/photos/contrailsnw/2674662899/
http://flickr.com/photos/smartjunco/2675786654/
尻に・・・何か生えていますよ?


本命:FlightGrobalの誤報
対抗:1号機は設計変更が反映されてない
大穴:ブームだけで中に誰もいませんよ


とりあえず続報を待つしかなかんべと。